純米酒のある暮らし
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美味しい温度

燗に向く酒、向かない酒はありますが、たいていのお酒は、色々な温度帯で楽しめます。
「冷やしてお飲み下さい」と書かれている「吟醸酒」だって
燗栄えするものもあるんですヨ。

同じお酒でも、どの温度が一番おいしく感じるかは、人それぞれ。
温度による味わいの違いを楽しむのもオツですね。(*^.^*)

■飲用温度を表す言葉

「人肌燗」や「花冷え」など、呼び名だけでも風流ですネ。
燗にする時は、お猪口(ちょこ)に注いだ時の温度です。
徳利で「ぬる燗」にまで温めてお猪口に注ぐと、丁度「人肌燗」くらいになるようです。

温度 名称  
55℃ 飛び切り燗(とびきりかん)
50℃ 熱燗(あつかん)
45℃ 上燗(じょうかん)
40℃ ぬる燗(ぬる燗)
35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
30℃ 日向燗(ひなたかん)
  この間が常温と呼ばれる温度帯 常温
15℃ 涼冷え(すずひえ) 冷や
10℃ 花冷え(はなひえ)
5℃ 雪冷え(ゆきひえ)

■失敗しない燗のつけかた(参照:知識ゼロからの日本酒入門 著:尾瀬あきら)

「リミットファイヤー燗」
1.酒ととっくりを用意する
2.鍋にとっくりの 7〜8分目くらいの水(または湯)を沸かす
3.沸騰したら火を止める
4. 3.に酒を注いだとっくりを居れ、好みの温度になるまで待つ

「レギュラー燗」
1.とっくりに酒をそそぐ
2.鍋にとっくりの 7〜8分目くらいの水を入れ、 1.を鍋の中央に置き、中火にかける
3.こまめに温度をみて、好みの加減になったらとっくりを上げる

「荒燗」
1.とっくりに酒をそそぐ
2.鍋にとっくりの 7〜8分目くらいの水(または湯)を沸かす
3.鍋の底から、気泡がさかんに立ちのぼるくらいになったら、 1.を鍋の中央に置く
4.とっくりの中の酒の体積が盛り上がってきたら、もしくは 55〜60度になったら鍋から上げる

「ちょこ燗」
1.お気に入りのちょこ(小さめながら深さのある陶磁器がベター)に 8分目くらいの酒をそそぐ
2.小鉢など、ちょこより 3回り以上大きめの食器に、ちょこの 6〜7分目の熱湯をそそぐ(やけどに注意)
3. 2.に 1.を入れ、飲み頃を待つ

「F1レンジ燗」
1.とっくり 2本を用意し、片方のとっくりに酒をそそぐ
2.酒の入ったとっくりと、空のとっくり両方をレンジにセットし、燗モード(もしくは 30〜40秒くらい)で加熱
3. 2本のとっくりを取り出し、空のほうに酒を移しかえる
※電子レンジでの燗は邪道と言われることも多いのは、「燗ムラ」といって、熱が均一にゆきわたらないため。
上記方法で燗ムラを解消。(^^)

冷蔵保存する吟醸酒など、冷えたお酒をいきなり熱湯に入れて急激に加熱、というのも乱暴なので、そういったお酒は水からじわじわ常温を経由させ、温めていくほうが良い。
常温保存の扱い勝手のいい酒や、雑味のある若めの純米酒などは熱湯からの熱燗で、一気に温めても大丈夫。ただし、どんな酒でも沸騰は禁物!!その場を離れず酒と会話しながら按配(あんばい)を確かめつつ、熱燗の勝負どころを見極めよう。
燗温計(温度計)を使って、求める温度と実際の温度を比較してみると、練習になります。
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